自宅の光回線の契約を検討する中で、auひかりについて調べました。
結論、私の場合はメリットよりもデメリットの方が多いと感じたので、auひかりの契約を見送りました。
特に大きなデメリットだと感じたのが
・マンション住まいの場合、実質プランが選べない
・解約費用がとても高い
ということでした。
auひかりには特に戸建住宅の場合はメリットも多く、対象エリアならば、十分選択肢に入ると思います。
今回、auひかりのついて調べた情報をみなさんとシェアします。
検討されている方の参考になれば嬉しいです。
auひかりとは
auひかりはKDDIが提供している家庭用の光回線サービスです。
■インターネット回線 | au
https://www.au.com/internet/
光回線サービスにはNTTのフレッツ光の回線を使ったサービスがメジャーですが、auひかりは独自の回線網を使っています。
独自の回線を使っているため、最近多くなってきたNTTの回線を借りて自社ブランドのサービスとし提供する「コラボ光」ではありません。
またNTTが設置はしたけれど使っていない光回線(ダークファイバー)も使ってサービスを提供しています。
住宅には誰かが住まないと傷んでいくのと同じで、光回線もつくった設備を使わなければ、もしものときに使うことができなくなる恐れがあります。
そのためNTTとしては、安くても使ってくれるところに回線を提供して、自社のインフラを維持しています。
さらに、auひかりは独自回線を使うことによって、自分たちのユーザーだけで回線を専有することができます。
NTTの光回線と比べて、圧倒的に混雑が少なく、快適にインターネットを楽しむことができるというメリットがあります。
私も今回、そこに目を付けて契約を検討しました。
auひかりを検討した理由(メリット)
独自回線を使っている、ということ以外で、auひかりのメリットをお伝えします。
auひかりはプロバイダー込の値段
auひかりにはマンション(集合住宅)で8つのプラン、戸建住宅では3つのプランがあります。
またそれぞれ、契約期間の長さで月額料金が変わってきます。
auひかりの集合住宅のプランと月額料金
|
最大速度 |
マンション お得プランA(2年契約) |
標準プラン(契約期間なし) |
タイプG |
664MB |
4,300円 |
5,400円 |
タイプV |
100MB |
3,800円 |
3,800円 |
都市機構 |
70MB |
3,800円 |
3,800円 |
都市機構G |
664MB |
4,300円 |
5,400円 |
タイプE |
|
3,400円 |
3,400円 |
タイプF |
|
3,900円 |
3,900円 |
ギガ |
1GB |
4,050円 |
4,050円 |
ミニギガ |
1GB |
5,000円 |
5,000円 |
auひかりの戸建住宅のプランと月額料金
|
ずっとギガ得プラン(3年契約) |
ギガ得プラン (2年契約) |
標準プラン (契約期間なし) |
ひかりホーム10ギガ |
5,880円 |
6,480円 |
7,580円 |
ひかりホーム5ギガ |
5,100円 |
5,700円 |
6,800円 |
ひかりホーム1ギガ |
5,100円 |
5,200円 |
6,300円 |
ぱっと見ても、集合住宅住まいの私は戸建よりも割安に使えると思ったので、検討を進めました。
しかし、集合住宅の場合、auひかりには最大のデメリットがありました。
それは「実質、契約プランを自分で選ぶことができないこと」です。
これについては後ほどデメリットのところでお伝えします。
auユーザーだったから
私はauユーザーなので、毎月のスマホ代の割引があるのではないかと思い、調べました。
多くの光コラボでスマホ代の割引が行われているように、auひかりにもauスマホユーザーを対象にした割引サービス「auスマートバリュー」がありました。
現行のauのスマホプランでは、1台あたり最大1,000円から500円の割引があります。
auデータMAXプランProを契約している私は、毎月1,000円の割引が受けられるとのことでした。
■auスマートバリュー | 料金・割引:スマートフォン・携帯電話 | au
https://www.au.com/mobile/charge/charge-discount/smartvalue/
GMOとくとくBBのキャンペーンが魅力的だった
auひかりは指定の8つのプロバイダーから、自分の好きな会社を選ぶことができます。
プロバイダーのサービスには各社ともそこまで差はなく、最も大きな違いはプロバイダー各社が実施するキャンペーンの内容です。
中でも2019年にauひかりのプロバイダーサービスを久しぶりに再開したGMOのとくとくBBは、毎月の月額料金の割引とキャッシュバックを受けることができ、3年契約の場合のトータルの料金が、最も高いプロバイダーと比べて80,000円ほど安くなることが分かりました。
例えば戸建の1ギガのプランの場合、通常5,100円のところ4,000円から使用できます。
キャッシュバックも30,000円あり、なんと1ギガプランで契約をしても、5ギガのプランとして3年間、追加料金なしで使えるのです。
私はマンション住まいなので、この恩恵を受けることができませんが、戸建の人にとっては大きなメリットです。
■【公式】auひかり GMOとくとくBB | 月額2,600円(税抜)から
https://gmobb.jp/service/auhikari/
auひかりのデメリットと私が契約を諦めた理由
ここまで調べてauひかりはいいんじゃないか、と思いましたが、更に詳しく調べていくと、特にマンション住まいの私にはデメリットが多いことが分かってきました。
自分の好きなプランを選べない
マンション住まいの場合の最大のデメリットがこれでした。
集合住宅(マンション)の場合、auひかりには8つのプランがあることを紹介しましたが、8つのプランから任意のものを選べるのではなく、自宅マンションの設備によって、使えるプランが決まっています。
自宅のマンションがauひかりのどのプランに対応しているかは、以下のページから確認ができます。
https://bb-application.au.kddi.com/auhikari/zipcode
私のマンションは下りが最大100メガの「タイプV」対応でした。
せっかく光回線を契約するのに、最大速度が100メガでは、そのメリットがほとんどありません。
また、auひかりは地域によっては契約をすること自体ができません。
auひかりはKDDIのサービスという特性上、競合を避けるべき仲間が展開をしている地域では、基本的にサービスを提供しません。
工事までに最大1ヶ月かかる
auは独自の回線を使っていることもあり、申し込みから開通まで長くて1ヶ月ほどかかる場合があります。
また、3月4月の引っ越しシーズンは単純に工事の数が多いので、2ヶ月以上かかることもあります。
他のコラボ光を例に上げると、Softbank光は約1週間、ドコモ光でも2週間ほどで開通します。
私は今回、現行の光回線の契約終了が決まっていたので、インターネットが使えない空白の期間をつくらないためにも、1ヶ月も工事を待つことはできません。
そのため、auひかりは断念せざるを得ませんでした。
調べればもっと出てくるauひかりのデメリット
その他、少し調べただけでも、au光に関するデメリットは多く見つけることができました。
・解約に関わる費用が高い
解約月以外の解約で15,000円から7,000円の違約金、導入時の設置工事費の残債、さらに回線撤去工事費用28,800円。プロバイダによっては最低利用期間があり、違約金が発生することもあります。
・auひかりのテレビサービスでは地デジが観れない
・深夜の回線速度が激しく低下することがある
・使えるエリアが限られている
など、メリットを上回るデメリットが数多く発見されました。
ただでさえマンション住まいの私にとって、auひかりの契約を見送るのに十分過ぎるものでした。
結論:auひかりはマンションではおすすめできない
auひかりは特にマンション住まいの方にはおすすめできません。
・実質、プランが選べない
・戸建に比べてマンションは特典の内容が残念
・解約費用が高い
ことが主な理由です。
自社回線をつかっているauひかりは魅力的なのですが、マンションにお住まいの方は、開通までに余裕があるのならSo-net光かNURO光をオススメします。
So-net光、NUROの光ともに毎月の料金を抑えて使うことができます。
■光コラボレーション:So-net 光 プラスの光回線インターネット | So-net
https://www.so-net.ne.jp/access/hikari/collabo/
■マンション向け光ファイバー・回線 NURO 光 for マンション
今回の記事がauひかりを検討している方の参考になれば嬉しいです。
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